日本電気協会が事務局を務める「日本電気技術規格委員会」(JESC)では、民間規格の制改定に係る活動に顕著な貢献が認められた方々を「日本電気技術規格功績賞」
として毎年表彰を行っております。
日本電気技術規格功績賞は、日本電気技術規格委員会 表彰選考委員会(大崎博之 主査)で選考が行われた後に、日本電気技術規格委員会で審議が行われ
決定されます。
2023年は、梯 靖弘氏(株式会社関電エネルギーソリューション)、河野 弘樹氏(中部電力パワーグリッド株式会社)、茅嶋 光暁氏(東京電力パワーグリッド株式会社)、
熊川 裕之氏(関西電力送配電株式会社)、猪飼 龍哉氏(中部電力パワーグリッド株式会社)の5名に決定しました。詳細につきましては、下表をご参照ください。
なお、表彰式は、第119回日本電気技術規格委員会(2月20日開催)後に日本電気協会 会議室で執り行われ、横山明彦JESC委員長から表彰状と記念品が
授与されました。
(敬称略)
氏 名 | 所 属 | 表 彰 事 由 |
梯 靖弘 | 株式会社関電エネルギーソリューション |
該当者は、平成31年7月~令和4年6月、発変電専門部会委員及び変電分科会長並びに変電第1作業会幹事として、電技解釈第34条、
電技解釈第40条の電技解釈性能規格化検討や、「発変電所等における騒音振動防止対策指針」及び「JESC規格(E7001、E7002)」の改定
といった様々な案件に対して中心的な役割を果たした。 また、電技解釈の改正要請やJESC規格や規程・指針の改定といった様々な案件をとりまとめるにあたり、これまでの知見や経験から 積極的に意見・アドバイスを行うなど、その取組状況は改正作業に携わった他委員への手本となるものであった。 |
河野 弘樹 | 中部電力パワーグリッド株式会社 |
該当者は、送電専門部会 通信作業会の幹事として、本規程を全面改定するにあたり、作業会の中心的人物としてリーダーシップを発揮しながら
メンバーを統率するだけでなく、自らも改定案の作成に尽力した。 「JESC E0009 電力保安通信規程」の改定は、過年度からの検討案件の反映や、最新の技術動向を踏まえた知見の反映等も行うため、全ての ボリュームは約530頁におよぶことから、技術的事項のとりまとめに苦心したが、それらの技術的事項を取りまとめた。 |
茅嶋 光暁 熊川 裕之 猪飼 龍哉 |
東京電力パワーグリッド株式会社 関西電力送配電株式会社 中部電力パワーグリッド株式会社 |
該当者の3名は、需要設備専門部会 第1小委員会、第2小委員会及び第3小委員会(作業会)において「JESC E0005 内線規程」の
改定原案作成の中心的な役割を果たした。 茅嶋氏は、第1小委員会主査として、熊川氏は、第2小委員会主査として、猪飼氏は、第3小委員会主査として、それぞれ強力なリーダーシップを発揮した。 「JESC E0005 内線規程」は、約1000ページの民間規格であるため、改定原案の作成にあってはこれらの内容を熟知する必要がある。今回の改定にあたり、 最新法令やJIS規格など最新規格の確認に加え、内線規程を利用している関係者等からの改定要望アンケート(約270件)も併せて検討し、改定作業に積極的に 対応するとともに、他の委員の専門性をよく理解した上で作業分担を実施し、それぞれの負担に配慮しながら、円滑な運営を行った。 |
梯氏 河野氏 横山委員長 茅嶋氏 熊川氏 猪飼氏